サラブリの風(2005-2006)
2006-04-30T16:42:36+09:00
saraburiswind2548
風・第一章(2005年3月~2006年3月までの記録)
Excite Blog
フィナーレ
http://swind2548.exblog.jp/2881538/
2006-03-26T21:53:16+09:00
2006-03-28T23:28:07+09:00
2006-03-26T21:53:16+09:00
saraburiswind2548
ライフ・イン・ジャパン
最近は日が長くなったし、厚手のダウンジャケットも不要で、既にクローゼット行きになった。
種類によってバラツキはあるが、桜もあちこちで咲き始め日中は本当にすがすがしい。
こんな日は会社なんかサボって芝生が敷き詰められた運動公園の小高い丘にでも
ゴロンと寝そべって昼寝したい衝動に駆られてしまう。
この「サラブリの風」もこの22日で開設一周年を迎えた。いろいろなアクシデント(?)が
有ったが、一年間続けられたのが信じられないくらいだ。どちらかと言えば三日坊主の
性格の私がここまで続けてこられたのも、タイ・サラブリの魅力がそうさせたのであり、
そして仏様、八百万の神々のお陰かもしれない。それから幸か不幸かこのブログを
偶然見つけ訪れてくれた人たちにも。今は感謝の気持ちでいっぱいである。
当初は自分自身、何か新しいことを始めたくて、あくまで自分の備忘録的な感じで綴って
行こうと思っていた。恥ずかしいということもあったから、特に親しい人などにも告知は
しなかったし、ネット上の人達とも自分からは積極的に交流する気持ちもなくて、普段の
生活の自己解消・自己満足的にこっそり独りやってゆこうと始めたのだが、どうやって
探し当てたのかこの大して面白くもない、非常にマニアックなタイ・サラブリとサッカーを
綴ったこのブログに訪問してくれる方が現れて、コメントやトラックバックをして下さったり、
その後も定期的に見に来てくれたのは、いつしか大きなモチベーションになっていった。
一年経過して、相変わらず文章は拙く、進歩がないのがイヤになってしまうが・・・。
ちょうど一年前、最初の文章には「今立てている目標を達成するまでは(このブログを)
続けていこうと思う」と書き記した。
そして今、私の目の前には自ら掲げた目標がハッキリと見えている。
目標とは「再びタイに渡ること」ー
急展開であった。今年になって間もない1月のある日、急に上司に呼び出され、
「もう一度タイ工場を手伝わないか?」と持ち掛けられた。
私の中では、とりあえず今の部署で頑張って、数年したら別の部署に異動をさせてもらい、
そこでタイ再赴任のチャンスが得られるか賭けてみようと思っていた。それでも可能性が
無いと言う事であれば、転職を視野に入れていた。まず現状ではこの部署での私の
再赴任は0%の状況下に置かれていた。実力のある若手も数名いるし、既に一度、
しかも10年も駐在していた人間に再度お声が掛かるなどありえなかった。
それだけにこの話は急であり、突然の出来事であった。
聞けば2年前に出てきた元の同じ部署での赴任、ということであった。
10年間従事してきて、もうやり尽くしてきたし、タイ人スタッフには全てを引き継いで
うまく現地化して帰国してきただけに、今回のオファーは当初100%喜べるものでは
なかったが、2年前と今では会社の中、そして客先のある外の市場の環境も大きく
変化してきており、事情は以前と異なっていたのは事実である。実際にはかつて私が
赴任したての頃のように現場が混乱し収拾がつかなくなるケースも増えてきていたことが
背景にあったのかもしれない。
「もう一度即戦力として経験者であるキミの力が必要」ということであった。
前回の赴任時とは内外の環境も変わっているため以前と同じようなやり方では通用
しない。「果たしてやっていけるだろうか?」という不安も襲ったが、とにかくタイへ
戻ることができるわけだし、願ってもないオファーである。
決断するのに殆ど時間は必要なかった。
今思えば昨年末にアユタヤの高僧の言った占いの予言は(1年早まったが)ずばり的中
したことになる。
会社の総務からは辞令が降りた。4月1日付けで再びタイへ渡る。
既に現地の新しい住まいや日本での転出の手続き、いろんなモノの解約や変更手続き・
引越し準備などは全て先週完了した。後は実家でしばし休暇を取り、空港へ向かうだけで
ある。今回は全くの人生の急展開で、目標が達成されようとしている。
とにかく、いま私は目標到達地点に一歩一歩近づいている。ゴールはもう目の前である。
そしてこのゴール地点に立った時、また新たな目標に向かって進んでゆこうと思っている。
もう一度、タイへ。
みんなの待つ、サラブリへ。
サラブリの風が、私を待っている。
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・・・ということでこの「サラブリの風」は今回をもって一応終了となります。
今までこのブログを訪れてくださった、全ての方々にお礼を申し上げます。
今後ですが、タイへ渡ってからこのブログを再開するのか、「新・サラブリの風」と
するのか、まだ未定です(或いはまた、タイトルを変えてこっそり始めているかも
しれません・・・)。
いつか、また、どこかでお会いできることを楽しみにしております。
2006年3月26日
サラブリの風]]>
暫しの休息
http://swind2548.exblog.jp/2848994/
2006-03-19T20:53:55+09:00
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saraburiswind2548
ライフ・イン・ジャパン
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サクラ
http://swind2548.exblog.jp/2843850/
2006-03-18T16:56:10+09:00
2006-03-26T20:57:50+09:00
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saraburiswind2548
ライフ・イン・ジャパン
静岡・油山温泉の露天風呂。湯船にゆっくり浸っていると、空から淡いピンクの花びらが湯に舞い降りて来た。見上げると、湯けむりの向こうから桜の木がのぞいていた。青い空と満開の桜。ようやく春がやって来た。
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晴天! 水洗い
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2006-03-11T17:09:00+09:00
2006-04-30T16:42:36+09:00
2006-03-11T17:09:48+09:00
saraburiswind2548
ライフ・イン・ジャパン
まだまだ母国の冬の寒さに順応出来ていない者にとっては、待ちに待った季節が
やってきた感じである。
つい最近まで億劫になってしまいがちであった愛車の洗車を今日は気分良く行うことが
出来た。やはり洗車は暖かい陽気と青空の下で行うのが一番である。
カーラジオからはJリーグの中継が流れてきた。いま私の住んでいる静岡の2チームは
今日それぞれゲームがあったようだ。 まだシーズンが始まったばかりではあるが、
前節のゲーム内容、今日の中継の感じを見ると清水エスパルス=晴れ、ジュビロ磐田=
雨模様、といったところか。 清水は健太監督になってからずいぶん良くなったと思う。
監督のやりたいサッカーがここまでのところ良く出来ている。今シーズンは良いところまで
順位を上げるのではないか、と思っている。
ジュビロは、実は私の住んでいる隣町のチームなのだが、ちょっと辛口の評価に
成らざるを得ない。山本昌邦監督のやりたいサッカーも未だ分からないし、とにかく
ピッチに立つ選手がまったくダメ。かつて全盛期を誇っていたチームとは別のモノに
なっている、川口、福西、田中、村井、西、名波、中山などなど錚々たる面子がいるのだが、
チームとしての闘志が、相手との”球ぎわ”での攻防においてまったく見られない。
なんでもキレイにゲーム運びをしようとし過ぎている。3バックとか4バックとかシステム
以前の問題である。
新旧の代表がそろっている名門チーム、早く目を覚まして欲しいモノである。
やっぱり隣町のチームにはがんばってもらわないと!]]>
Life !
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2006-03-08T10:30:43+09:00
2006-03-08T10:30:43+09:00
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saraburiswind2548
タイ
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一期一会
http://swind2548.exblog.jp/2792647/
2006-03-07T20:32:35+09:00
2006-03-07T21:16:23+09:00
2006-03-07T20:32:35+09:00
saraburiswind2548
ライフ・イン・ジャパン
タイ出張から戻り、暦は3月。静岡県もここ数日は非常に過ごしやすい気候となった。
卒業・入学シーズン到来、そして私のような会社勤めの人間にとっては何かと
人の移動(異動)の多い時期でも有る。
夜、駅前の繁華街などを通ると、あちこちで飲み会が行われているようで、
普段より人が多く集まっているのがハッキリと分かる。
それは歓迎会や壮行会(送別会)だったり、何かの節目を記念してのパーティーが
ほとんどだと思う。
出会いがあれば、いつか必ず別れの時が訪れる。諸行無常、未来永劫いまと
同じ状態が延々と続くことなど有り得ない。
私はタイに10年ほど居て、人々の優しさ・厳しさに触れ、そんな中で色々な出会いと
別れを経験してきた。嬉しい出会いもあれば、辛い出会いもあった、人間関係でも
少々悩んだ時期もあった。でも、自分にとって良い人も悪い人もイヤな人であっても
それら全てをひっくるめて「出会いを大切にしよう」と思えるようになってきた。
日本に居続けていたらこんなこと思わなかっただろう。たぶん様々な状況下で
いろんな出会いと別れを体験してきたからこそ、そう実感できているのだと思っている。
出会いの大切さ。たぶんどんな人であっても私がこれまで出会って来た人というのは
偶然によるものではなく、必然的なものだったと思っている。
意味の無い出会いというものは まずこの世に存在しないのだ。
何か神様のお導きなのか、仏様の「縁」によってなのか、必然的に巡り合わされて
いる、と思っている。
それが、たとえ一回限りの出会い、ほんの数分の出会いであっても、である。
最近は、”一期一会”という言葉の大切さを改めて感じるようになった。]]>
Express mAN
http://swind2548.exblog.jp/2788299/
2006-03-06T22:58:39+09:00
2006-03-07T00:52:58+09:00
2006-03-06T22:58:39+09:00
saraburiswind2548
タイ
ワット・プラプッタバートには多くの釣鐘が本堂の丘の下に設置されているのだが、
これを棒で叩きながら、何か祈りごとを願いごとを行う場所もあり、大変面白い。
また、もうひとつの名物として”象の置き物占い(?)”が挙げられる。
もともとこれは本堂に隣接した丘の上の建て屋の中に仏像と一緒に置かれていたのだが、
どう言う訳か境内の入り口近くに移設されてしまっていた。
それでもこれはこれで個別に立派な仏堂が立てられ、その中に引っ越してきたのだから
こちらの方が良かったのかもしれない。
よくタイのお寺に行くと、日本でもお馴染みの”おみくじ”の棒が入った筒が置かれて
いるのだが、ここではその筒のほかに、象の置物が仏前に置かれている。
見た目は巨大な象の形をした文鎮のようである。
これをどう使うのかというと、
①まず仏前に静かに座る男性の場合は置物を自分の体の左脇に置き、
女性は右側に置く。
②お賽銭をし、その後三回伏せてワイ(合掌)を行い、願い事を心の中で唱える。
③その後、男性の場合は左手の小指で、女性の場合は右手の中指で、それぞれ
象の置物の背中にある取っ手の輪(穴)に入れ、1本の指だけで持ち上げる。
④持ち上がっても持ち上がらなくても最後はもう一度仏様のまえで感謝のワイをして終了。
もちろん、持ち上げることが出来ればその願い事が叶う、というものである。
邪念があったり、悪だくみをするような願い事ではこの置物は持ち上がらない、とも
言われている。
数年前、最初に訪れた際に早速試してみた。私の前に願い事をした男性が結構
体格の良い若い男性だったのだが、不思議なくらい持ち上がらなかったので、
非常に不安になった。そんなに重いものなのか、最初に引き上げた時は非常に
緊張したのを覚えている。皆んな見ているし、もし持ち上がらなかったらよからぬ事を
考えている日本人とみられるに違いない・・・。
思い切って力を入れて引き上げた、予想以上に簡単に持ち上がってしまったので、
勢いあまって肩の辺りまで象が上がりそうであった。周りのタイ人には「持ち上げすぎ!」
と笑われてしまった。それでも願い事が叶う、と仏様がお墨付きを与えてくださった
のだから、私はとてもホットしていた。
以後、何度が折にふれて試しているが、幸いなことに全て持ち上がっている。
まだまだ人間として未熟で、意志が弱く、煩悩無尽の私であるが、仏様はまだ見捨てずに
慈愛を恵んで下さっているのは本当に感謝しなければならないだろう。
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Jasmine
http://swind2548.exblog.jp/2782063/
2006-03-05T20:17:13+09:00
2006-03-07T21:25:40+09:00
2006-03-05T20:17:13+09:00
saraburiswind2548
タイ
急なタイ出張もあって仏足跡寺院(ワット・プラプッタバート)の紹介が完結しないままに
なっていたので、今日はその続きを。
ここは寺院自体はそれほど大きいという訳ではないが、周囲には土産物屋も多く、
日本でいうところの「門前町商店街」といった賑わいを見せている。
駐車場も広く取ってあるため、いつ行っても時間を気にせず見て回れる。
本殿(本堂)は小高い丘に建てられており、またその外観は非常に見た目がよく荘厳で、
その眩しいまでの黄金色と装飾類は圧倒的な存在感を放っているものの、周囲の景色と
違和感無くマッチしているところが面白い。
境内に入ると早速僧侶が聖水を振りかけて出迎えてくれる。本堂へ続く参道の脇に
大きな水瓶を置いた場があり、そこにお坊さんが静かに佇んでいるのだが、
一緒にお参りに来た友人や親類の者と話に夢中だったり、丘の上の綺麗な本堂に
目を奪われている参拝者も多く、道脇に佇むお坊さんが視野に入っていないため、
どこからともなく掛けられた水にビックリするタイ人が多数である。
ビックリするのは大概初めて参拝する人で、この突然の出来事に驚く人もいるが、
すぐに状況を理解すると神妙な面持ちとなり、合掌をして僧侶の前を通り過ぎる。
中に僧侶の前に立ち止まり、もう一度聖水を振りかけてもらっている者も見掛けた。
門から十数メートルで参道は終わり、階段を登る。そしてこの寺院でメインで
祀られている仏足跡の有る本堂へ。
これが仏足跡である。最初来た時はもっと派手なものかと想像していたのだが、
日本人にはただ単に足型っぽい窪みがあるな、程度にしか見えないだろう。
仏像のように立体的なものではないし、仏教美術上もここにある仏足跡自体は非常に
地味で少々拍子抜けするかもしれない。
しかしながらサラブリはもとより多くのタイ仏教徒から見ればとてもご利益があって
誇るべき国の宝なのである。
堂内には寺院の関係者も常駐しているので、撮影は控えるように言われるのかなと
思っていたが、写真撮影はOK、ということだった。地元タイ人も写真を取りまくっていた。
私はこのメインの仏足跡も素晴らしいと感じたが、やはりこれを守るかのように建てられた
本堂とその周囲の建築物の造形にも感動した。
とにかく見上げたときのお堂の屋根の形の美しさ、緻密な壁の文様、それらを感心
しながら眺める神妙な面持ちの参拝客、僧侶達の読経の音(声)とあの特有の線香の
煙と香り・・・、さらに時折吹く心地良いそよ風が何とも表現しがたい独特の美しさ・佇まいを
この小高い丘の上に作り上げている。
海外のガイドブックに載るような有名な寺院もモチロン素晴らしいが、、ここサラブリの
ワット・プラプッタバートもそれらに比肩する素晴らしい寺院だと思う。
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Last trip
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2006-03-04T09:17:18+09:00
2006-03-04T09:17:18+09:00
2006-03-04T09:17:18+09:00
saraburiswind2548
未分類
中部国際空港にようやく到着。気温35℃の世界から再び3℃の日本の朝を体感。眠気も一気に晴れた感じである。ゆっくり休んで、また月曜から頑張って仕事に取り組みたいと思う。
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Magazine 2
http://swind2548.exblog.jp/2760523/
2006-03-01T01:07:40+09:00
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saraburiswind2548
タイ
2月下旬~3月だと、もうそろそろ猛暑の季節になって来る時期であるが、
ここアユタヤの朝晩は時折涼しい風が吹き、それほど暑さを感じない。
仕事は全く問題がない、とは言えないが順調といえば順調かもしれない。
このまま業務をこなしてゆけば、予定通り今週末には日本に戻れるだろう。
まだ日本は寒いだろうから帰ることを考えると、少々気が滅入るが・・・。
それまでの間はここタイでの滞在を満喫しようと思う。]]>
Gate 22
http://swind2548.exblog.jp/2727885/
2006-02-22T09:55:09+09:00
2006-02-22T09:55:09+09:00
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saraburiswind2548
未分類
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2006初
http://swind2548.exblog.jp/2721530/
2006-02-21T00:31:42+09:00
2006-02-21T00:31:42+09:00
2006-02-21T00:31:42+09:00
saraburiswind2548
ライフ・イン・ジャパン
ブログの更新が少々途切れがちなこの頃だが、またこれで10日ほどは書き込みから
遠ざかることになる。いま私の勤めている職場は何かとバタバタしているのだが、現地に
行ったら少しでも落ち着くよう、ベストを尽くして業務支援をして来ようと思う。
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これじゃ勝てない・・・
http://swind2548.exblog.jp/2710679/
2006-02-18T23:28:23+09:00
2006-02-18T23:29:09+09:00
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saraburiswind2548
サッカー日本代表
私の住んでいる場所から程近い静岡エコパスタジアムで日本代表の試合があった。
結果は勝利であったが、全くスッキリしない内容であった。わざわざ北欧からやって来た
フィンランドが終始沈黙してしまったのは予想外であったが、我がチームの攻撃に転じた
時のスピードの無さにガッカリ。ダイレクトパスでの繋ぎは相変わらず横の展開が多く、
縦へのスピーディーなダイレクトプレーが殆ど無かった。欧州組がいない、とかチームが
始動してからまだ2戦目であるとか、そういう言い訳はもはや通用しない。
これでは6月のW杯本選が非常に心配である。]]>
Hop
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2006-02-18T22:05:41+09:00
2006-02-18T22:05:41+09:00
2006-02-18T22:05:41+09:00
saraburiswind2548
タイ
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Stone
http://swind2548.exblog.jp/2689584/
2006-02-14T20:00:05+09:00
2006-02-14T23:06:24+09:00
2006-02-14T20:00:05+09:00
saraburiswind2548
タイ
今日はサラブリを代表する寺院、ワット・プラプッタバート(วัดพระพุทธบาท)の紹介。
ロッブリとの県境、プラプッタバート郡にあるこの寺院は仏足跡(仏足石)で有名な
お寺である。プッタバートが「仏様の足あと」を意味する。
タイで「仏足跡のある寺院」と言えば、まずこの寺院のことである。サラブリ県の県章は、
この寺院が描かれていることからも分かるようにサラブリを象徴する寺院であり、
サラブリ県民の誇りであるといえよう。
建立は17世紀ごろ、というからアユタヤ王朝時代まで遡る。
ここで仏足跡が発見された事をきっかけに寺が建立された。
きっちり文献を調べたわけではないのだが、現存する仏足跡としては
タイ最古であったと思う。
仏足跡、というと日本人には余りピンと来ないかもしれないが、この仏足跡信仰、
というのはかなり初期の仏教の姿、考え方だ。
いまイスラム教の預言者ムハンマドの風刺画が大きな波紋を広げているが、仏教も
もともとは「偶像崇拝」の信仰はなかった。 偉大なお釈迦様が開祖として有った訳だが、
「仏様」の姿かたちは我々人間の想像の及ばない存在であって、人間がその姿を
描くこと、あらわすことは不可能だし、おこがましい、冒瀆であるという考えだった。
しかし何か祈る存在・しるしのようなモノが欲しい、という願いがいつしか仏足跡という
かたちになった。要は 姿はないが、「ここに仏様が立っていらっしゃることを想像しなさい」
ということである。
日本にいて、お寺では仏像に拝むのが当たり前になっていた自分にとっては非常に
新鮮でシンプルで、「本来の仏教信仰というのはこう言うかたちなのかもしれない」と
思ったりしている。
日本にもかつて中国や朝鮮半島から多くの仏教の教えがもたらされたが、その中にも
この仏足跡信仰はあったはずである。なぜ一時期にでも日本には定着しなかったのか?
大変興味深いことである。
もちろんタイもその後、ギリシャ~ヘレニズムの影響を受けて伝えられた仏像が定着し
現在の信仰のかたちになっているが・・・。
私も日本にいる時は仏足跡など知らなかった。タイの仏像では涅槃像に見られる
仏様の足の裏の文様が凄いな、くらいにしかイメージが無かった。
私と仏足跡のファースト・コンタクトは、このサラブリのお寺においてであった。
以来私にはとてもお気に入りの寺院のひとつになった。いまでもサラブリに行った際は
立ち寄ってお参りをしてくるようにしている。
今日から数回にわたって取り上げたいと思う。]]>
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